オバQ音頭
アニメ「オバケのQ太郎」テーマ曲

アニメ音頭・盆踊りの曲/作詞:藤子不二雄(共作)

『オバQ音頭』は、1965年から1967年まで放送されたテレビアニメ「オバケのQ太郎」テーマ曲。オープニングとエンディングの両方で用いられた。

作詞はコンビ解消前の藤子不二雄(共作)、作曲は東宝映画のサントラを数多く手掛けた広瀬健次郎、歌は広瀬の友人・石川進とQ太郎の声優・曽我町子。

硬派なSFヒーローアニメが飽きられていた1960年代半ば、ゆるめのギャグアニメ「オバケのQ太郎」は視聴率30%を超える大人気アニメとなり、主題歌はミリオンセラー、『オバQ音頭』は200万枚を超えるビッグセールスを記録した。

莫大な売り上げでオバQビル建設

人気爆発で小学館には巨額のキャラクター関連収入が転がり込んだ。「オバケのQ太郎」放映中の1967年1月、巨額の利益を元に新社屋の小学館ビルが建設され、この新ビルはその資金的な経緯から「オバQビル」と呼ばれた。

残念ながら、耐震性能等の問題から「オバQビル」は2013年9月に取り壊されてしまった。直前の8月には、「オバQビル」の解体を惜しんで多くの漫画家らが壁面に漫画の落書きを行い、藤子不二雄?がQ太郎のイラストを書き添えた(作画を担当していた藤子・F・不二雄は既に他界)。

アニソン音頭の元祖として踊り継がれる『オバQ音頭』

「アニソン音頭は売れる」。『オバQ音頭』の記録的大ヒットでアニメ主題歌に盆踊り系の「○○音頭」が積極的に取り入れられるようになり、1968年『怪物くん音頭』、70年代には『ゲゲゲの鬼太郎』、『ど根性ガエル音頭』、『大ちゃん音頭(いなかっぺ大将)』、『ドラえもん音頭』など、アニソン系音頭が次々と誕生していった。

『オバQ音頭』は、「アニソン音頭の元祖」として、全国各地の町内会が主催する夏祭り子供たちが踊る盆踊りの定番の曲となり、リリースから半世紀近くたった今日でもなお、YouTubeなどで『オバQ音頭』が各地の町内会の盆踊りの曲として流れる動画を確認することができる。

さすがに曲や歌詞の古さは否定できないが、当時200万枚以上という驚異のセールスを記録し、小学館の歴史を語る上でも欠かせない存在となった『オバQ音頭』。アニメソングの一時代を築いた歴史的意義に思いをはせながら耳にすれば、今までとはまた違った味わいで聞こえてくることだろう。