エイト・メロディーズ Eight Melodies

任天堂ゲーム「MOTHER」(マザー)主題歌・テーマソング

『Eight Melodies エイト・メロディーズ』は、1989年に発売された任天堂ゲーム「MOTHER」(マザー)を象徴するメインテーマソング。作曲:鈴木慶一、田中宏和。

「MOTHER」のゲームストーリーと密接に関連付けられたこの曲は、題名の意味のとおり8つの短いメロディをゲーム内で集めることで一つの曲が完成する。

MOTHER オリジナルサウンドトラック

コピーライターの糸井重里氏が監修したファミコン用ソフトということで注目を集めた「MOTHER」。そのゲーム内容とリンクした名曲『Eight Melodies エイト・メロディーズ』は人気を博し、当時の小学校向け音楽の教科書にも掲載された。

小学校向けのアレンジでは、リコーダーや鉄琴、木琴、ピアニカ、エレクトーン、トライアングルなど8種類の楽器が一つずつ重ねて演奏されていき、8回目にすべての楽器が折り重なって演奏され、8種類の楽器による『Eight Melodies エイト・メロディーズ』の美しいハーモニーが奏でられた。

コンセプトは賛美歌 糸井氏のダメ出しも

糸井氏のウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の記事によれば、「MOTHER」のゲーム音楽を制作するにあたって、このメインテーマ曲『Eight Melodies エイト・メロディーズ』が一番苦労した楽曲だったと振り返っている。

当初のコンセプトは明確だったらしい。教会で聞えてくる音楽、すなわち「賛美歌」的な荘厳で美しいメロディにしようと。聴いた人が救われた気持ちになるような音楽を作ろうと。

ただ、これを実際に形にしようとすると、糸井氏と作曲者のイメージがなかなか一致しない。普段は口を挟まない糸井氏も、この『Eight Melodies エイト・メロディーズ』だけは何度もダメ出しをして手直しを加えていったという。

こうした製作者側の苦労もあってか、「MOTHER」メインテーマ曲『Eight Melodies エイト・メロディーズ』は多くの人々の感動を呼び起こし、後世まで語り継がれるゲーム音楽の名曲となったのである。

【試聴】Eight Melodies - Mother