ハイホー ディズニー映画「白雪姫」挿入歌

7人の小人たちが仕事帰りに歌う挿入歌

『ハイホー Heigh-Ho』は、ディズニー長編アニメ映画「白雪姫」において、鉱山でダイアモンド掘りをしている7人の小人(ドワーフ)が仕事終わりに歌う挿入歌。

ダイアモンド掘りの作業中も歌いながら仕事をしているが、やがて時計が仕事の終了時間を告げると、小人の一人が「ハイホー」と仲間に知らせる。

それを受けて残りの仲間も「ハイホー」と呼応し、一列になってこの歌を歌いながら仲良く帰路につく。つまり、この『ハイホー Heigh-Ho』は仕事終了ソング(帰宅ソング)として機能しているというわけだ。

【試聴】ハイホー 日本語版

日本人は仕事中毒? 英語版との歌詞の違い

さて、実際の歌を聴いてみると、「ハイホー、ハイホー」の後に短いセリフが挟まれているのが分かる。ここではどんな歌詞が歌われているのだろうか?まずは英語版の該当箇所を見てみよう。

「Hi ho, Hi ho, It's home from work we go」
(仕事が終わった、さあ帰ろう)

一日の仕事が終わって爽やかな達成感と開放感にひたりながら、足取り軽く家路につく際のテーマ曲としては、何ら歪曲のない至って普通の歌詞だ。

【試聴】ハイホー 英語版

ところが、これが日本語版の『ハイホー』になると、若干様子が変わってくる。おなじみの日本語版の歌詞は次のとおり。

「ハイホー、ハイホー、仕事が好き♪」

先にも述べたとおり、この『ハイホー』は仕事が終わって家路につく際の「帰宅ソング」として歌われているが、日本語版の歌詞は、帰り道の鼻歌としては若干異様な内容となっている。

アルバイトや会社員経験のある方ならお分かりだと思うが、いくら仕事が自分に向いていてやりがいを感じていたとしても、一日の仕事終わりで、帰り道に軽い足取りで「ハイホー、ハイホー、仕事が好き♪」の台詞はなかなか出てこないだろう。

よく日本人は外国人労働者に比べて勤勉だとか仕事熱心だとか言われるが、この日本語歌詞はこうした日本人の仕事観を(やや皮肉的に)反映している可能性がある。

最も大きな理由としては、メロディに日本語の歌詞を当てはめる際の文字数制限や語呂の良さが影響していると思われるが、いくらなんでも仕事帰りに鼻歌で「仕事が好き♪」では、まるで日本人が仕事中毒(ワーカホリック)と揶揄されているかのようだ。

ただ、実際にはそんな悪意があるはずもなく、アニメ「白雪姫」の中で7人の小人たちが楽しそうに働いている様子から考えれば、「仕事が好き♪」はある程度自然な流れといえる。

ちなみに、フランス語版『ハイホー』の歌詞は次のとおり。

「Heigh-ho, heigh-ho On rentre du boulot !」
(ヘイホー、ヘイホー、仕事帰り♪)

こちらは英語版と内容は同じ。「ハイホー」ではなく「ヘイホー」と歌われる。

【試聴】フランス語版 ハイホー(ヘイホー)

ハイホーに原曲・元ネタがあった?!

『ハイホー Heigh-Ho』の一部のメロディについては、ベルギー(およびフランス北部)の伝統的なフォークダンス曲『チャイムズ・オブ・ダンケルク』との類似性が指摘されることがある。

同曲の解説と視聴については、こちらのページ『チャイムズ・オブ・ダンケルク Chimes of Dunkirk』を適宜参照されたい。

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