オリンピック・マーチ 古関裕而
東京オリンピック(1964年)選手入場行進曲
『オリンピック・マーチ』は、1964年の東京オリンピックで各国選手団の入場行進時に流れた行進曲。作曲は、「日本のマーチ王」と称賛された古関 裕而(こせき ゆうじ)。
1964年10月10日、前日の台風による大雨が嘘のような秋晴れの国立競技場で、オリンピック史上初の全世界同時衛星生中継によりテレビ放送が流れる中、世界各国のスポーツ選手団が次々に入場行進を行った。
古関裕而『オリンピック・マーチ』は最初の入場国ギリシャから演奏され、途中は世界中の有名な行進曲メドレーとなり、開催国の日本選手団による最後の入場が終わるまで演奏された。
東京オリンピック開会式の模様は、NHK教育を除くすべてのテレビチャンネルで放送され、NHK・民放を合わせた視聴率は84.7%を記録したという(NHK調査)。
古関 裕而は1964年の東京オリンピック以前にもスポーツ関連の楽曲を手がけており、『阪神タイガースの歌(六甲おろし)』、『栄冠は君に輝く』(夏の高校野球テーマソング)、NHK野球中継テーマ曲『スポーツショー行進曲』など、今日でも有名な名曲がずらりと名を連ねている。
ちなみに、現代のオリンピックでは『オリンピック賛歌 Olympic Hymn (Anthem)』が開会式・閉会式で演奏されるが、実は50年以上放置され忘れ去られていた楽曲で、これを編曲し現代に復活させたのが、ほかでも無い古関 裕而その人である。
【試聴】東京オリンピックマーチ 1964 ファンファーレ付き
【試聴】東京オリンピックマーチ 海上自衛隊東京音楽隊
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