大学受験ラジオ講座(文化放送)
テーマ曲『大学祝典序曲』

作曲:ヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms/1833-1897)

「大学受験ラジオ講座」は、文化放送開局と同時(1952年3月31日)にスタートした大学受験教育ラジオ番組。スポンサーは旺文社の単独提供で、番組テキストや受験雑誌「蛍雪時代」などの紙媒体に加え、英会話ラジオ番組「百万人の英語」なども放送が開始され、旺文社による教育ビジネスは当時独占的なシェアを享受していた。

しかし、Z会の通信添削やベネッセ(福武書店)「進研ゼミ高校講座」、学研、河合塾、代ゼミなど、競合他社の台頭により受験業界の競争が激化。旺文社の経営状況悪化や時代のニーズの変化により、40年以上続いた文化放送「大学受験ラジオ講座」は1995年にその歴史の幕を閉じた(その後数年はラジオたんぱで放送が継続されている)。

オープニングのクラシック音楽は?

「大学受験ラジオ講座」テーマ曲として長年番組で使われたクラシック音楽は、ドイツ音楽における「三大B」の一角として称賛される音楽家ヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms/1833-1897)による1880年の演奏会用序曲『大学祝典序曲』(作品80)。

ブラームスは1879年にポーランドのヴロツワフ大学(ブレスラウ大学)から名誉博士号を授与された返礼として作曲された。ブラック・ユーモアを好んだブラームスは、ドイツのがさつな学生歌を数曲つなぎ合わせたメドレーとして『大学祝典序曲』を完成させたが、その洗練された構成と躍動感あふれる緻密な技法は今日高い評価を受けている。

ブラームス『大学祝典序曲』は、文化放送「大学受験ラジオ講座」が1994年に「大学受験生ナマワイド Jランド」としてリニューアルされるまで、番組テーマ曲として使われ続けた。

ちなみに、経営悪化した旺文社は2001年、保有していた文化放送とテレビ朝日の株をすべて売却しており、現在では旺文社と大手放送局との資本関係は解消されてしまっている。

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【試聴】ブラームス《大学祝典序曲》