フランク・シナトラ『マイ・ウェイ』
Frank Sinatra - My Way
安藤 美姫/2013-2014 SP ショート使用曲
フランク・シナトラが歌った往年の名曲『マイ・ウェイ My Way』。ポール・アンカがシナトラのために書き上げたその歌詞では、人生の引き際を迎えようとしている人物が、自分の人生を振り返る内容となっている。
『マイ・ウェイ My Way』の歌詞では、「私は精一杯生きてきた。私の道を生きてきた。少しは後悔もあったけれど、決して目をそむけずに、すべき事をしてきた。」と、自らの人生を顧みて、自分は自分の道をしっかりと生きてきたと自信を持って語っている。
そんな意味深い歌詞の名曲『マイ・ウェイ My Way』が、女子フィギュアスケート(シングル)安藤 美姫(あんどう みき)選手の2013-2014シーズンにおけるショートプログラム(SP)の曲として使われている。
選曲の理由とは?
既に報道されているとおり、2013-2014シーズンは安藤美姫選手にとって引退を控えた現役最後の大事なシーズン。選手人生の最後を迎えた彼女が『マイ・ウェイ My Way』をプログラムに選んだのは決して偶然ではないだろう。
マスコミによる好奇の目にさらされ、精神状態も体調的にも決して不安がないわけではないだろうが、安藤美姫選手は彼女の戦いを静かにそして必死に続けてここまでやってきた。
女子フィギュアスケートの一時代を築き上げた歴史的な選手の現役最後となる今シーズン。一抹の寂しさを感じつつも、その勇姿をしっかりとこの目に焼き付けておきたい。
『マイ・ウェイ My Way』の歌詞はこう続く。「私は愛した 笑った 泣いた。したい分だけ 失った分だけ。そして涙が乾いた今、すべてが楽しかったと思う。私は人生を振り返り、ためらわずにこう言おう」
「私は私の道を生きてきた "I did it my way"」と。
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