トミーヤング『I Must Go!』
箱根駅伝(大学駅伝)テーマ曲

スポーツ番組/日本テレビ生中継番組テーマ曲

2008年まで箱根駅伝(大学駅伝)テーマ曲として使われていたといえば、トミーヤング Tommie Young『I Must Go!』(アイ・マスト・ゴー)が思い出される。同曲は、1978年の米ドラマ「A Woman Called Moses モーゼと呼ばれた女性」サウンドトラックの一曲。

ジャケット写真は、トミーヤング(Tommie Young)のアルバム「Do You Still Feel the Same Way? 」輸入盤。1973年にリリースされたディープ・ソウル満載の一枚。残念ながら箱根駅伝テーマ曲『I Must Go!』は収録されていないが、彼女のディープな歌声が存分に堪能できる保存版的アルバム。

ドラマ主人公の「女性」とは?

この「モーゼと呼ばれた女性」とは、19世紀アメリカにおける南北戦争時代に、南部州の黒人奴隷を北部の自由州へ脱走させる秘密組織「地下鉄道」で活躍したハリエット・タブマン(Harriet Tubman)を指している。

ハリエット・タブマンは、1850年から1860年の間に約19回の南部との往復を繰り返し、自らの命を懸けて300人余りの奴隷達の逃亡を助け、自由に導いたという。

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箱根駅伝との共通点とは?

決死の覚悟で南部と北部を往復する彼女の姿を描いたドラマのテーマ曲は、東京・大手町と箱根・芦ノ湖を往復する大学駅伝の中継テーマ曲としても十分に相通じる要素を持っていたのだろう。

2009年からは、久石譲『Runner of the Spirit』が新テーマソングとして使用されている。新たなテーマ曲とともに繰り広げられる学生たちの熱い戦いを、今年もじっくりと楽しんでみたい。

【試聴】2010年・第86回箱根駅伝エンディング(I must goバージョン)