アメリカ横断ウルトラクイズ
オープニングテーマ曲・コーナーBGM

視聴者参加型クイズ番組(日本テレビ)1977-1992年, 1998年

「アメリカ横断ウルトラクイズ」は、1977年10月から約20年間、計17回に渡って開催された視聴者参加型の大型クイズ番組。日テレ元アナウンサーの福留 功男(ふくとめ のりお/1942-)が司会進行を務め、おなじみの「ニューヨークへ行きたいか!」の掛け声で番組を盛り上げた。

おなじみのオープニングテーマ曲は『スタートレックのテーマ Theme From Star Trek』。カナダ出身のジャズ・トランペット奏者メイナード・ファーガソン(Walter Maynard Ferguson/1928-2006)の代表曲で、『ロッキーのテーマ Gonna Fly Now』作曲者としても有名。

メイナード・ファーガソン『スタートレックのテーマ Theme From Star Trek』および『ロッキーのテーマ Gonna Fly Now』の両曲は、アルバム「征服者~ロッキーのテーマ」(上ジャケット写真)に収録されている(試聴あり)。

なお、第1回および第2回は異なる曲が用いられていたようだが、「アメリカ横断ウルトラクイズ」テーマ曲と言えば、まっさきに思い出されるのがこの『スタートレックのテーマ Theme From Star Trek』と言って間違いはないだろう。

ファンファーレとアウトロ

「アメリカ横断ウルトラクイズ」番組ロゴが表示されるときのファンファーレ、つまりオープニングテーマ曲が流れる直前のBGMは、アメリカのソウル・バンド MFSB (Mother Father Sister Brother)による1975年のアルバム「Philadelphia Freedom」に収録された『Zach's Fanfare #2(ザックのファンファーレ#2)』の一部が使用されている。

また、オープニングテーマ曲最後の荒々しいトランペットのアウトロ(曲の締めの部分)は、メイナード・ファーガソンの楽曲『The Cheshire Cat Walk(チェシャ猫のキャットウォーク)」のアウトロが使われている。

勝ち抜け決定の瞬間に流れる音楽は?

早押しテーブルで早押しハット(ウルトラハット)をかぶり、クイズに正解して見事チェックポイント勝ち抜けが決まった瞬間に流れる音楽は、アメリカの作曲家ファーディ・グローフェ(Ferde Grofe/1892-1972)の代表曲『ミシシッピ組曲 Mississippi Suite』から数曲使われている。

『ミシシッピ組曲 Mississippi Suite』は全4曲からなる組曲だが、「アメリカ横断ウルトラクイズ」で使われたのは、2曲目の「ハックルベリー・フィン Huckleberry Finn」と、4曲目の「マルディ・グラ Mardi Gras」。

他の作曲者によるファンファーレも使われていたようだが、早押しクイズ勝ち抜けの音楽と言えばやはりこの『ミシシッピ組曲』が定番だったように思われる。

勝ち抜けた勝者がみんなでバンザイするときの音楽は?

早押しクイズを勝ち抜き、次のチェックポイント進出が決定した勝者たちがみんなでバンザイするときに流れる音楽は、アメリカのミュージシャン、Meco(Domenico Monardo/1939-)のカバー曲『Crazy Rhythm クレイジーリズム』の後半部分が使われている。

曲名からは想像できないような穏やかで晴れ晴れとしたメロディは、難関クイズを見事勝ち抜きた勝者たちを称え、チェックポイントでの熾烈な戦いを穏やかに締めくくるのに最適なBGMと言えるだろう。

なお、Mecoは「スターウォーズのテーマ」をスペースディスコアレンジでカバーした1977年の楽曲で世界的に有名。「アメリカ横断ウルトラクイズ」と結び付けられて紹介されることはあまりないと思われる。

【試聴】Meco - Time Machine/Crazy Rhythm (1978)