ナニコレ珍百景 テーマ曲・音楽は?
ムソルグスキー『キエフの大門』

ムソルグスキー組曲『展覧会の絵』より最終曲

全国各地の珍しい建物や場所、人物、ペット、商品などをプレゼン形式で紹介する人気バラエティ番組「ナニコレ珍百景」(ちんひゃっけい)。2008年の放送開始以来、2000近い「珍百景」が番組内で認定され登録されている。

紹介される「珍百景」の素材自体のユニークさ・面白さもさることながら、人気ナレーター奥田 民義(おくだ たみよし)による独特のナレーションや、「珍百景」候補がテレビに映し出されるまでに流れるお決まりの壮大な音楽・BGMが非常に効果的に用いられており、わかりやすいコンセプトや構成が幅広い年齢層に受け入れられている。

流れているクラシック音楽の曲名は?

「珍百景」候補の紹介時に流れるクラシック音楽は、ロシアの作曲家ムソルグスキーが1874年に作曲した組曲『展覧会の絵』の最終曲『キエフの大門』。組曲のフィナーレを飾る壮大な曲調は、「珍百景」の登場を劇的に盛り上げる音楽としては最適と言えよう。

ジャケット写真は、カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるムソルグスキー組曲『展覧会の絵』を収録したアルバム。もちろん『キエフの大門』も収録されている(試聴可能)。

事実上の番組テーマ曲『キエフの大門』

あまりに『キエフの大門』が毎回繰り返し「珍百景」登場時のBGMとして大きなインパクトを伴って使われているため、この曲が「ナニコレ珍百景」における事実上の番組テーマ曲として認定されてもおかしくはないだろう。

番組とは無関係な場所でこの『キエフの大門』を聴く機会があるとすれば、すぐに「ナニコレ珍百景」が脳裏に浮かぶことは間違いないと思われる。ビゼーのカルメン組曲「前奏曲」を聴いたら「たけしのTVタックル」を思い出すのと同じぐらいのレベルだろうか。

なお、ムソルグスキー組曲『展覧会の絵』からは『プロムナード』のメロディも一部テレビで流されることがある。番組で使われる他のクラシック音楽としては、フランツ・リスト『死の舞踏』、チャイコフスキー『ピアノ協奏曲第1番』第3楽章フィナーレなどがある。

関連クラシック音楽 解説・試聴ページ

【試聴】ムソルグスキー組曲『展覧会の絵』最終曲『キエフの大門』